ユニクロの柳井正会長が「日本は30年間成長していない。日本人だけではこれからやっていけない。少数の若い人で大多数の老人をどうやって面倒見るんですか。人口が減っていくなかで、今までみたいに自分たちだけでやろうとしても、そもそも戦えない。少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は滅びるんじゃないですか」と発言したことが波紋を呼んでいる。 この発言の是非を議論する際には現状を直視する必要がある。全国外国人雇用協会では、求人企業に対して、雇用する日本人と外国人の評価についてアンケートを取っているが、日本人に対する評価(複数回答:9月末)は「すぐに辞める」(30.2%)「根性がない」(25.2%)「努力しない」(18.3%)、「辛抱ができない」(16.0%)「約束を守らない」(13.0%)となっている。 日本人と外国人とを比較した場合、「外国人は日本人より真面目」(20.6%超過)「外国人は日本人より熱意がある」(20.2%超過)「外国人は日本人より努力する」(13.2%)ということで日本人の劣位が目立つ。「日本人は外国人より優れている」という前提で議論をしても正しい結論は出てこない。