vol-113:トランプ政権はDACAを撤廃するのか?
2018年3月5日
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2018年春、米国で最も注目されている政策論争が「DACA」です。DACAとは、幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者を送還から猶予する措置のこと。2017年9月、トランプ大統領が撤廃方針を打ち出し、撤廃後の政策対応を巡り、国中が大激論。政策合意は難航しており、2018年2月15日、移民に関する4つの提案が米上院においてすべて否決されました。
米国には不法移民が約1100万人いると言われており、トランプ政権は、彼らに対して厳しい措置を断行しています。今年の難民受入上限を、2017年の11万人から4万5,000人に削減し、難民の定住に関わる拠点を20ヵ所以上閉鎖する方針。不法移民の取締りは厳格化され、2017年中の逮捕は前年より3 割多い14万3000人に達しました。拘束件数は8割増です。移民の人権擁護を訴える活動家らが、突然拘束されたり強制送還されたりしています。
移民を巡って激論が交わされているのは欧州も同じ。2017年12万人の移民が上陸したイタリアでも総選挙における争点になっています。こうした海外情勢は、外国人に対して厳しい入管行政に対する追い風になっているのです。



