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vol-11:外国人の不払いが健康保険制度を蝕んでいく

  • 2017年8月23日
  • 読了時間: 1分
  • 外国人に対する医療の充実化が叫ばれています。静岡県では、医師や看護師、通訳らがボランティアとして、外国人を対象とした健康相談と検診会を20年近く行っていますし、東京都では、2020年度までに都立病院等14病院において外国語で医療が受診できる体制を整える計画です。

  • そんな中、「医療費不払い」という問題が浮上してきました。観光で訪日したタイ人女性が急病に倒れ、運よく一命を取り留めたものの、旅行保険に加入していなかったため、手術等に要した治療費1800万円が宙に浮いています。本人は、「一生かかっても払う」と言いますが、現実問題として回収は見込めません。訪日外国人の約3割は旅行保険に加入しないで入国しているので、病気やけがで病院にかかった場合、請求される高額の医療費を支払わないまま出国してしまうケースが珍しくないのです。

  • わが国の健康保険は、少子高齢化を背景に構造赤字が問題視されているので、「外国人ただ乗り論」が出てくると、一挙に排外的な世論につながりかねません。外国人材を雇う経営者としては、注意してみておきたい事象です。

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