vol-247:イタリアはEUの難民受け入れ政策に反旗を翻す
2018年9月14日
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イタリアがEUを激しく揺り動かしています。移民を乗せた救助船の上陸を拒否し、EUに受け入れの分担を要求。加盟国間の「平等な負担」を主張し、受入分担について決着しなければ、「年間200億ユーロ(約2兆6千億円)のEU拠出金の支払いをやめる」とまで主張し始めました。
イタリアは、EUの難民申請ルール「ダブリン規則」(移民が最初に到着した国で保護申請を受けつける)の抜本的見直しを求めましたが、EUは6月末の首脳会議で結論を先送りしました。これに不満なイタリアは、「EU予算についての議論であらゆる手段を検討し、われわれにとって不都合なことを阻止する」「他の国々は彼らにとって都合の悪いことをやろうとしない」と声高に叫びます。この外交姿勢は、国内で高い支持を得ているようです。
そんな中、EUへの難民流入を防いできたトルコの政情が不安定になってきました。米国が制裁を強化し、鉄鋼やアルミ製品の輸入関税を大幅に引き上げたことが切っ掛けとなって、トルコリラが大暴落。トルコにいる400万人近いシリア難民の一部が流入したらEUは深刻な危機に見舞われます。



