vol-504:女性の社会進出では人手不足を解決できない
2019年10月7日
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2019年6月に、女性の就業者数は、初めて3000万人を突破しました。前年同月に比べて53万人も増えており、就業者全体の伸びの9割近くを女性が占めています。専業主婦らが新たに仕事に就くことが増えているためです。
女性の就業者は全体の44.5%となり、欧米の主要先進国の水準に接近してきました。女性の生産年齢人口(15~64歳)の就業率は71.3%で過去最高。女性の完全失業率は2.0%となり、1991年2月以来の低水準になりました。いわゆる「M字カーブ」も、解消に向かっています。逆に言えば、これ以上、大きく女性の雇用の伸びに頼ることは難しいというのが実情です。
一方で気になるのが、有効求人件数の動向です。昨年6月272.9万件だった有効求人件数は、今年6月には268.3万人と前年比▲1.7%になりました。今年3月から4ヶ月連続で前年同月を下回っています。じつは、アルバイトの有効求人件数も、同時期に前年割れ(6月107.8万件→106.9万件)。人手不足感は解消していませんから、少なからぬ企業が、増員を諦めて現有勢力でビジネスを死守すべく「守り」に入った気配を感じることができます。



