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vol-326:入管の審査はロシアンルーレットである

2019年1月15日
読了時間: 2分
  • 入管は多忙である。このため、審査実務では、案件審査に着手したときの印象によって、「許可・不許可」を決め付けてから審査するケースが増えている。従来であれば、追加資料を徴求してから確認した上で判断してきた場合であっても、追加資料を徴求することなく放置して、ギリギリの期限を待った上で不許可にする事例や、申請人や受入企業に直接電話しその答えぶりが不適切であったとして不許可にする事例が増えている。

  • 入管では、上席によるチェックがほとんど機能していないため 、担当した入国審査官による判断の幅が広がっており、まさに「ロシアンルーレット」。実際、法務省のある高官は、「現場では統制がとれない。というのは、バリバリ審査やっている係長クラスの人の審査結果に、上司が文句を言えば、『定時退勤します』と言われて、結局、自分にお鉢が回ってくるからだ。だから、上司は部下の審査結果に一切文句を付けない。部下の機嫌を伺っているのが実情である」と証言している。

  • つまり、「入管においては、詳細なガイドラインに基づいて、厳格な在留資格審査が行われているため、同じ内容の申請であれば、同じ結果になる」などという教科書の中にしか存在しない幻想は、早々と捨て去ったほうがよい。入管は「法の下の平等」という通念が通用しない世界である。同じ案件に対する各地方入管における審査結果はバラバラで、各入国審査官による判断も区々なのである。

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