vol-413:「特定技能」は「性善説」で成り立つのか?
2019年5月27日
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2019年4月14日、日本国内で初めて「特定技能」の試験が行われました。宿泊業の試験が全国 7 カ所で行われたのですが、結局、全国で試験を申し込んだ761 人に対して、実際には391人しか受験せず、申込者の半数程度(受験率51.4%)にとどまり、受験料を納付していない外国人も散見されました。
外国人を雇ったことのある経営者であれば、「権利は主張するが、義務を果たすかどうかはわからない」という外国人労働者の性癖を痛いほど思い知らされています。「申込」で権利を獲得した外国人が「受験」という義務を果たすかどうかはわかりません。しかし、「特定技能」の制度設計者は、そういう実態をご存じないのでしょう。申し込みが殺到したことで糠喜びしてしまい、受験料の振り込みをしつこく催促することもなく、結果的に「来るかどうかわからない」という厳しい現実を思い知らされることになりました。
「特定技能」は、「外国人性善説」に基づいて設計されていますが、上記の受験結果からも分かるように、「義務を果たさない外国人」が多数存在するのが現実。実態に即した制度に、なるべく早く手直しすべきです。



