vol-463:出世したくない若者をどうマネジメントするのか?
2019年8月6日
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福井銀行や金沢信金がノルマを廃止しました。三井住友銀行で始まったノルマ廃止が広がりを見せています。三井住友銀行の前身である住友銀行と言えば、厳しいノルマ管理と信賞必罰で有名な行風だったので、銀行界には衝撃が走りました。証券界では、「ノルマ証券」とまで呼ばれた野村證券が、「猛烈営業」に頼る路線を転換するとのこと。蓋を開けてみれば、ノルマを基準とした評価を止めて、ボーナスを減額するという深謀遠慮で終わるのかもしれませんが、マネジメントとしては分水嶺を渡ったという感じがします。
「どちらかといえば出世したくない」「 出世にこだわりがない」と答える若手社員が約6割を占めている中で、「現状のままでいい」「ルーティーンワークを淡々と続けたい」「人並みで十分」という現場の雰囲気を反映している面もあるでしょう。「日常生活の中で最も時間を割いているのは仕事だ」と答えるサラリーマンも半数を割り込みました。「人は仕事で磨かれる」「仕事とは人生そのもの」「人々が一生懸命働かなければ、この国は立ちゆかない」という考え方はもはや時代遅れなのでしょうか。



