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Vol.1017:楽観論に騙されることなく最悪期に備えよ

  • 7月13日
  • 読了時間: 1分
  • 帝国データバンクの調査によれば、2026年6月の倒産件数は1,028件(前年同月869件、前年比18.3%増)となり、約2年ぶりに1,000件を超えた。また、上半期(1~6月)の倒産件数は、5,335件となり、前年(5,003件)を6.6%上回り、2年連続の5,000件超えとなった。物価高や人手不足という苦境の中で、販売不振に見舞われている中小企業が力尽きている。

  • 大企業の増益や高水準の株価の背後に隠されているが、中小企業の景況感に力強さは感じられない。冷徹に観れば、AIブームで浮かれている市場関係者の中で、AIの収益化を具体的に語れる者は皆無であり、6ヶ月連続で前年比割れの実質消費(家計調査)や5月に悪化した鉱工業生産も懸念される。

  • そんな中、政策金利のさらなる引き上げが見込まれている。帝国データバンクの調査では、政策金利が1.0%へ引き上げられることによって3.3%の企業が経常赤字に転落、1.5%へ引き上げられた場合には6.1%の企業が経常赤字になるという試算となっている。高市政権やメディアで漂っている楽観論に騙されることなく、あらゆる局面に対処できる態勢を構築すべきである。

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